恩田 陸の 「蜜蜂と遠雷」を読んだ。

2017年度の直木賞と本屋大賞をとった

話題の本なのだそう。

中村紘子さんの浜松国際ピアノコンクール

を舞台にした架空の芳ヶ江ピアノコンクール

いわゆるピアノコンクールの本。

ギフトといわれた天才の自然児カザマ ジン。

マー君ことジュリアードの天才マサル・カルロス

・レヴィ・アナトール。

アーちゃんこと消えた天才少女、栄伝亜夜。

3位までのこの三人は本当の天才で

凡人にはよく分からない彼らの

天才度合を表現するのが上手いなあ

と思った。

そして生活の中の音楽をうたう

出場者年齢ギリギリ28歳の高島明石。

1次〜3次、本選のそれぞれの曲の

選曲も興味深く、音をそれぞれの音楽を

文章で表現するその巧さに驚くばかり、、

ひきこまれる内容だった。



色々な人のレビューの中に

「蜜蜂と遠雷」はコミックスの「ピアノの森」

に似ているというものがあり

ピアノの森の映画、TVアニメを見てみた。

コミックスは読んでないし、

アニメは最後まで作られてないので

ほんとのところはわからないけれど

似てはいるけれどやっぱり別物だと

思う。 アニメのピアノの森の方が

わかりやすく選曲も耳馴染んだものが

多いし 本の芳ヶ江コンクール

は玄人好みだと思った。恩田さんは

ピアノを弾くそうだし、コンクールも

何度も取材し、出来上がるまで12年

かかったそうで深く、緻密に仕上げて

あるなあと思った。



どうでもいい事だけど

小さい頃メトードローズ ?でやった

「茶色の小瓶」が双方にでてきて

おもしろいなあと思った。