ブログを書く気力もなくなって放置してしまったこの半年弱

季節的な自分の落ち込みとそして重なった同居の父の認知症

 鍵をなくす、ATMを使えなくなる・・印鑑がわからなくなる・・結局お金がおろせなくなる等

 自分のやっていることが通じなくなって あそこの〇〇はおかしい と言うようになる

 すこしづついろいろなところがほころびてくる。

 自分が何かおかしくなってくることは自分自身でわかってもどかしいのだと思えた。

現実的には数年前から少しづつ症状はでてきたのだけれど

 たとえば自分の洗濯物(1~2枚)を洗濯機にかけ乾燥機にかけることを

 日に5〜6回繰り返す。 食器の区別がつかなくなる(自分の戸棚に

 お椀を5〜6個もいれるとか 誰の箸かが区別つかなくなるなど)

 水を出しっぱなしにする、お風呂にきちんとはいれなくなる。

家の鍵を開けられなくなってお隣に助けてもらったり、鍵をなくすことが

頻繁になり(結局 家の中にあるのだけれどみつけられない)

これは本当に無くしたかと思って・・・・

 昨晩秋 これはほおっておくわけにはいかないと

地域包括センターに相談(以前にも一度相談はしたのだけれど)

具体的に認知症に特化した物忘れ外来(神経内科)や精神科を紹介してもらい

受診させる。 聞き取り調査、簡単なテストの後、診察その日のうちに脳のMRIをとり

アルツハイマー型認知症という診断をうける。 

ドクターからは薬もあるけれど認知症に大切なのはデイケアに

通う事につきるといわれる。

市の介護保険科から訪問をうけ 要介護の認定を受ける。

ケアマネージャーさんを決めて訪問を受ける。

具体的にいくつか紹介してもらったデイケア施設を見学し

今通っているデイケア施設と契約し

実際通うようにするまでが 今思うと大変だった。

 父はというとプライドも高く、ケアマネさんや市の職員さん

デイケア施設の職員さん達の訪問もとても警戒していたように思う。

自分はきちんとしているという事をみせたくて緊張していた。

 2月半ばから週に2回、4月からは週に3回デイケアに通うようになった。

父がデイケアに通っていてもゆっくりできる気がしなかったけれど

5月のゴールデンウィークに妹夫婦が来たり

娘のところに行ったり息子が帰ってきたり、いろいろ話をするうちに

肩に力が入っていたのが何となく抜けた気がした。

 父はというと、非常に怒りっぽかったのが少し穏やかになってきた。

デイケア施設の職員さん達は とても父をほめてくださるので気分がいいようだ。

以前書いた写経をもっていくと(結構細かくしっかり書けた観音経)

素晴らしいとほめていただいたり、父の事をひとかどの人と言って下さるので

プライドも保ててうれしいようだ。

 これはよくある話のようだけれど、長年サラリーマンをしていた父のような男の人は

デイケア施設の事を「会社」と言うようだ。

「明日は会社はあるのか?」 

「あそこの会社は変わっとる。 時間中に風呂に入って、お昼を食べて

おやつもでる。 碁もしていいんだ。」という感じ

 今は火、木、土にデイケアに通っているのだけれど明日が行く日なのかどうか

自分ではよくわからない。 施設と家の連絡ノートがあるのだけれど

私が連絡ノートを書くのが遅くなると催促する。 準備ができていないと

心配になるのか 朝早くからまだかまだかとそわそわしている。

これはだいぶおさまってきたが・・・・

 孫はまだ紙おむつがとれてないけれど、父もリハビリパンツのお世話になりつつある。

トイレトレーニングは別の意味でどちらも大変だ。

 これからどういう風に父の具合が進んでいくのかわからないけれど

夏にはまず一泊のショートステイを経験してそれが定期的に使えるようになるのが

これからの目標で予定ということになっている。