最相葉月の「絶対音感」という本が話題になったことがあった。

私は読んでないんだけれど 世間一般で言われている絶対音感って

音を聞けば何の音かわかる・・を意味していると思う。

 比較的小さい時期に調音の訓練・・・ピアノの和音を聞いて

ドミソ(ツェーゲー)、ドファラ(ツェ-フアー)・・を少しやれば

ある程度の絶対音感はつくはずで もって生まれたものというわけでも

ないと思うのだが・・・

 私は絶対音感があると思っていた・・

幼稚園ぐらいの時 当時父の勤めていた会社には大きな工場があり

お昼時間とか区切りの時間にメロディーを流していたのだが

そのメロディーの中の一音がおかしくて(半音か一音ずれていたように思う)

どうにも毎日聞いていて気持ち悪くて父にそれを言った。

それを父は会社にいってくれたらしくやっぱりそこの音だけがずれて

いたのだそうだ。その後直してくれたようでその後の記憶はない。

 音楽の時間や学生時代合唱をやっていた時などは

あまり苦もなく音程はとれた。 またそれゆえ移動ドで歌うのは

とっても苦手だった。

 それが久しぶりに合唱で歌って自分の音程がくるっているのに気が付いた。

3年前くらいに歌った時も当初気づいたのだが練習していくうちに

解消していったのであまり深く感じなかったのだが・・

 今回は歴然と音が下がるのだ・・自分の思うドが

本当のドより半音ぐらい下がっている。

 わ〜ん、何これと思ったけれど 周りの同年代に聞くと

「○○ 気づくの遅すぎ〜」と言われた。 周りはずっと

どこかの合唱団に属してず〜っと歌っている人ばかりだから

私のようにブランクがなく、それって数年前からあるよということ

そうなんだ40代半ばで絶対音感も年をとるっていうか

4分の1音から半音下がってくるみたい。

だからやっぱり日ごろ音に接していないとだめなんだ〜

ということがよ〜くわかった。

絶対音感は音の記憶からなっているそうだからその記憶が

ちょっとあいまいになってきたんだろう・・

 意識してないと 音が下がってくる。 まあ3時間の練習で

途中からピッチはあってきたからそういうものなのかしら。

あっさりそれは認めてこれは練習で補うしかないんだな〜

それに気づいた秋の日曜日でした。